雑魚リーマンブログ

アラサーリーマンの血迷い

投資信託って本当に儲かるの?

日本の指数に連動する投資信託って本当に儲かるのでしょうか?

皆さんご存知の通り日経平均株価は日本を代表すると考えられる企業225社の株価の平均を取って得られているものです。日経平均株価は1989年12月29日に終値として38915.87円を付けました。そして30年近くたった今でもその値を更新していません。それどころか2019年4月1日現在でその半分程度の21000円程度の値に留まっています。それに比較してアメリカは1989年当時2100ドル程度であったNYダウが現在26000ドル程度となっておりなんと十倍にも膨れ上がっているのです!

 これほど日本とアメリカで成長に差がついてしまっているのが現実でこれは何とかしなければいけない問題です。もちろん、アメリカで使われている言語は英語で世界中が商圏になることやクリエイティブな事業が生まれやすい土壌や文化はあると思いますが、それをいつまでも言い訳にしてはいられません。ウォーレンバフェットのような優れた投資家を初め一般人は指標に連動する運用を目指すインデックス投資を推奨しています。日本でもウォール街のランダムウォーカーをはじめとしたインデックス投資を推奨する本がたくさん読まれていますが、これらの本の多くの著者はアメリカ人であることをしっかりと認識しておく必要があります。投資を勉強しようと本を読むことは重要なことですが、その本の内容の前提条件、時代など自分と異なっている要素は多くありその要素を忘れ、本の内容そのままのことをしようとしてはいけません。多くの人はこの罠にかかります。そのため日本の指数でもインデックス買っておけばいいという志向になってしますのです。

 前述のとおり日本は最高値を付けた後そこを更新していません。長期投資=善で短期投資=悪のような構図で物事が語られることがありますが、実際最高値で買った人たちがいくら長期投資しようが30年近く待っても元本を棄損し続けてしまうのです。結局何を言いたいかというと日本株は超長期投資には向かないということです。アメリカのように右肩上がりで株が上がる国ならいつ買っても利益は絶対に出ます。しかし、日本では買う時期が悪ければいくら待ち続けても儲からないということが起きてしまうのが悲しき現実なのです。つまり、日本の指数を組み入れていない投資信託だけをおすすめするということです。やはり、バフェットが言うように米国の指数に連動する投資信託がいいのかもしれませんね。